住宅のメンテナンス時期や費用の目安について

メンテナンス次第では家は長持ちします。

建売住宅やハウスメーカーの住宅では、外壁素材はサイディングという窒業系タイル、内装は織物や紙のクロスが使われていることが多いです。
この外壁と内装の維持管理をおろそかにすると、漏水やタイルの剥がれなどのトラブルが起こってしまうこともあります。

住宅購入後の長持ちさせるメンテナンスのポイントを書いてみました。

1.外壁

外壁のメンテナンスは、太陽光、雨、台風、落雷などの自然環境に日々さらされているので、特に目視で外壁をチェックすることと日頃の清掃が重要になってきます。
劣化のサインはサイディングの継ぎ目のシーリングが劣化して、放置しているとサイディングの剥がれや水漏れなどの原因にもなります。

補修が必要な場合は早目に対応しましょう。

軽度なシーリング目地の劣化などはVカット(劣化したシーリングに切れ目を入れる)してからパテで埋めたりすることで修繕が可能です。用具はホームセンターなどで購入できます。

外壁の修繕時期は7年~13年といわれます。
この時期を境にシーリングの劣化やタイルの剥がれなどが表れてきます。

外壁の修繕費用の目安

1.外壁の張替え

・外壁の修繕費としてはサイディングボードは撤去して新しいボードを張る場合はおおよそ170万円~240万円

・既存ボードの上から塗装する場合は塗料次第になりますがおおよそ90万円~150万円

2.外壁の塗装

・既存ボードは剥がして、塗装する場合おおよそ110~190万円(塗料次第)

・既存ボードの上から塗装する場合おおよそ90~150万円(塗料次第)

3.シーリングのみのリフォーム

・既存シーリングを撤去し、新しいシーリングを打ち替えの場合おおよそ15~21万円+足場代

・既存シーリングの上から新しいシーリングを打つ工法の場合おおよそ12~18万円+足場代

2.内壁

内装は、気温の変化や湿気などでクロスのたわみなどが発生する可能性があるので、季節ごとに気を付けて見るようにしましょう。

クロスの変色や汚れが起こった場合はアンモニアを含む専用の洗剤を用いてフキンなどで清掃することで対応が可能です。

10年を過ぎると色の変化などが見られるので張り替えの検討時期でもあります。

状況にもよりますが修繕費用は高額になることが多いので日頃のメンテナンスをしっかりと行うことで、修繕のサイクルを遅らせることは可能ですがいずれは外壁や内壁の修繕は必要となりますので住宅購入後も是非ライフプランニングの中に修繕費用も組み込んで計画されると良いかと思います。

五反田ダルメシアン不動産仲介 店長 鈴木